forest-mountain’s blog

歴史についてつれづれなるままに書いてます

後白河法皇という人は平家の敵

後白河法皇という人は平家を滅亡に追いやった人です。

もともと、天皇の四男に生まれたために天皇になる予定ではなかったのに、偶然の産物により天皇の地位が転がり込んできました。

そして天皇を退いた後は幼い天皇に変わって政治権力を握る院政を30年以上もの長い間行って、実質的な天皇になって権力を奮いました。

 

平清盛が生きていた頃は清盛とは腹の探り合いをしてそれでもなんとか平家と友好関係を保っていたのですが、清盛が病で亡くなると途端に源氏に平家の追討命令を出して、それに従って義経や頼朝配下の武将たちは壇ノ浦で平家を滅亡させました。

 

この人は、源氏にとっても大変いわくつきの人で、源氏と平家をうまく操作しながら、片方の勢力が拡大した時は片方に勢力を削がせたり、持ち上げたと思ったら、いきなりハシゴを外したりと中々の曲者だったようです。

 

それだけ世渡り上手というか、いい意味で言えば人間を知りつくしている人間力のある人だと

いうことになるのかもしれません。

しかし、平家にとっては憎い相手、この人がいなかったら平家も壇ノ浦での滅亡はなかったかもしれないなと思うと歴史も変わってたんじゃないだろうかと思う次第です。

頼朝の父や兄弟を死に追いやって源氏の衰退させ、その後、源氏に平家を滅亡させ、そして源氏を再生(頼朝の鎌倉幕府創設)させるなど途方も無いことをやった人でした。

 (おわり)