平氏は清盛のお父さんである忠盛が大出世して、上皇の御所に入ることができました。
平氏が誕生(825年)してから約300年後のことです。
それまでは、決して御所の中には入れず下の絵にあるように、外でご主人の命令があるまでじっと待機しているような存在でした。
前々回、忠盛は白河上皇から側室をプレゼントされたと書きましたが、この側室は白拍子でこの人から生まれたのが清盛です。
そしてその後、忠盛は藤原宗子という人を正室に迎え、清盛には異母兄弟が次々とできることになりますが、父親は異なっても平家一族は源氏とは違って結束が固く、壇ノ浦の戦いまで平家を守るため兄弟が協力しあっていったのです。
(おわり)